いきなりですが、
シベリア北鉄道、ご存知ですか?
なんじゃそら!?
という声が聞こえてきそうですが(;^ω^)
グーグルが開発した、怒りをはじめとする負の感情をマネジメントする技です♪
マインドフルネス イライラ怒り対策 シベリア北鉄道
まあ簡単にいえば、
小学校で教えている
=いかのおすし=
みたいなもんです。
え、それもしらないですって・・・!?笑
いか いかない
の のらない
お 大声を出す
す すぐ逃げる
し しらせる
いわゆる防犯の標語ですね♪
これの感情をコントロールするときの標語(英語バージョン)が
=シベリア北鉄道=
というわけです。
Siberia North RaiI Road
シベリア 北 鉄道
STOP 止まる
BREATH 呼吸する
NOTICE 向ける(注意を)
REFLECT 考える
RESPOND 反応する
何らかの事象で感情が高ぶってきたときに
①止まって
②呼吸して
③注意を向けて
④考えて
⑤行動する
と、
なぜだか感情がコントロールできて、よりよりパフォーマンスにつながるということです。
怒っている時、あなたの思考回路はどのようになっている?
あなたが、例えば怒った時のことを思い起こしてください。
①~④の工程をすっ飛ばして
いきなり行動していませんか???
だから、あとで後悔してしまうくらいの、馬鹿な行動をとってしまうんです(私もちょいちょいありますが(^_^;))
グーグル社員も実践しているというマインドフルネスの技、=シベリア北鉄道=
あなたも使ってみてはいかがでしょうか!?
*ちなみに英語が覚えにくいので私のstadio&スクールでは
=とこむかう=(床向かう)
と教えています♪
2種類ある怒り、イライラ
そもそも怒りをコントロールするということ。
確かに難しそうな話ですよね(^_^;)
怒りだすとなぜだかその怒りに没頭しすぎて、いつの間にか馬鹿なことをしていた、という経験は誰にでもあると思います。
この怒りに対して
=ちょっとしたコツで、怒りを表すことなく、人と関われるようになる=
ということが脳の仕組みから分かってきているんです♪
少し見ていくと・・・。
怒りには2種類あります。
①感情的に怒る
②怒るという行為を通して、人や仕事をよりよく発展させる
怒るというキーワードで思い浮かぶのが、日本と中国のシンクロナイズドスイミングをメダルに導いた井村雅代コーチが挙げられます。
彼女は一見とても感情的に怒っているように見えて、激しい口調の裏には常にもう一人の自分がいるそうです。
だから、井村コーチの怒りは選手たちの能力を最大限に引き出す一つとなっており、それが結果にもつながっています。
マインドフルネスを実践する効果の一つに、この怒りのコントロールがあるんです。
怒っている自分がいつも見えている マインドフルネス的怒り
井村コーチを例にとれば・・・
「こら~そこ~」
(うわ~私めっちゃどなっているわ~~~)
「ええかげんにせえよ~~~」
(あ~私ってほんまにこわい人やな、みんなおびえてるやろうな~~)
て感じになっているんですね。
本当に怒っているんですよ?
でもそれに対して、常に客観的に見ている自分がいるんです!
そこが肝なんです!!!!!
そうすることで、なぜだか(脳のある回路が弱まりだすからなんですが)本当に怒りをコントロールできるんですね~~♪
まさに、マインドフルネスでアンガ―マネジメント!
こんなこともできますよ♪♪
マインドフルネス?マインドレスネス?
マインドレスネスって言葉、聞いたことありますか?
怖いことに、ほとんどの人がこのマインドレスネス状態になっているといわれているのです(;^ω^)
あなたはいかがでしょうか???
マインドレスネスとは
=我ここにあらず= =上の空=
という意味で、
脳の状態、すなわち感情、行動が自動操縦状態であること。
私たちは、
自分が何を考えたり、どんな感情を感じたりしているかについて、ほとんど自覚していません。
マインドレスネス状態。つまり客観視できてないってこと。
例えば、嫌なことがあった時、怒りの感情は勝手に湧いてきますよね?そしてその怒りに没頭し、好ましくない行動をしてしまいがちです(;^ω^)
そのことに私たちは気づいていません。
例えば上の例で嫌なことがあった時、
「おっと、このままでは怒り狂ってしまいそうだな、
きれてしまいそうな自分になっているな」
と気づく。この状態がマインドフルネスです!!!
マインドレスネス状態は24時間のうちのほとんどを占めています。
今あなたは、どんな感情を持っていますか?
今あなたは、何をしていますか?
そんなことにふと気づいてやる。
この繰り返しをしていくことで、
マインドレスネス状態とおさらばし、気づく力(アウェアネス)が養われますよ♪
マインドフルネスの効果で人間関係が良好に?
最後に人間関係についても♪
マインドフルネスの効果の一つに挙げられる
人間関係が良好になる
ということ。
なぜそのような効果が現れるのでしょうか?
すべての人間関係のこじれの原因は反射的行動
一番の要因は、
反射的な反応がなくなる!!!
ということに尽きます。
ご自身の経験を思い返していただくと分かりやすいかもしれません。
人といさかいが生じる時、
まず間違いなく
冷静でない自分
がそこに存在します。
相手も冷静でない場合が多いでしょう。
その時に、
例えば言葉のやりとりにしても
反射的なものになってしまうんです。
小学校の教員をしている時にも良く目撃しました(;^ω^)
Aさん「あほ」 → ← Bさん「ぼけ」
Aさん「うざい」→ ← Bさん「きもい」
書いているだけでも気分が悪くなる言葉ですが・・・
このように反射的に言葉を返しているのです。(おそらくみなさんもそういう時があるかもしれません)
しかし、
マインドフルネスを実践することにより、
一呼吸
おくことができるのです。
一呼吸置くだけでこれだけ違うよ
先の例で検証!
*Aさんの場合 「あほ」という言葉を言う前に・・・
~Bさんのこと、ちょっと腹立つけど、ここで「あほ」って言わない方がいいかもな~
*Bさんの場合 Aさんに「あほ」と言われた時・・・
~えっ!?あほって言われた。うわ~なんか気分はよくないけど、何かそんな言わせるようなことしたかな?~
と
一呼吸おけるのです!!!!!
一呼吸置いたあと、きちんと今の気持ちを伝えれば人間関係が悪くなることはありえません!!!
みなさんは一呼吸おいて、接することができていますか???
マインドフルネスで脳の構造が変化する?
米ハーバード大学の心理学教授 サラ・ラザー氏が、
マインドフルネスによって脳の構造に変化が起きる
ということを発表しました。
毎日30分、8週間座禅、瞑想などをおこなった結果、
大脳の複数の部位の体積が大きく変化したというものです。
マインドフルネスをしたのちに、脳のレントゲンを撮ると・・・
大きなものを以下に示すと・・・・・
後部帯状回 (感情・学習)
海馬 (認知・記憶)
側頭頭頂接合部 (態度、慈善)
扁桃体 (恐怖、ストレス)
これらの変化をしっかりと確認できているのです。この中で特に重要なものは海馬と扁桃体です。
我々の認識は過去の記憶でできているのです。そしてその過去の記憶により感情が右往左往しています(;^ω^)
この二つの器官を使いこなせれば、自分というものを完全に味方につけることができます♪
マインドフルネスや、瞑想、ヨガは気休めや思いこみなどではなく、しっかりと脳の部位にも好影響を与えているのです!(脳が変化することを脳の可塑性といいます)
まとめ
・マインドフルネスを行うことにより、イライラや怒りの感情を客観視することができ、そのことがそれらに効果的に働く。
・マインドフルネスが人間関係に好影響を与えるのは反射的な反応が無くなるから。
・マインドフルネス定期的に行うことで、脳自体の構造が変わり、よりよい人生を歩むことができる。