マインドフルネスをしている時、脳内はどうなっているの?ということについてです。
マインドフルネスが脳に与える影響は様々あるのですが、
ものすごく簡単に言うと、
マインドフルネス瞑想をすることによって、脳、体のいい場所にエネルギー(酸素やホルモン等)が供給され、脳の構造自体が変わる
ということなんです♪
マインドフルネス瞑想で、エネルギーを有効な部分に送る
マインドフルネスっていろいろな説明の仕方がされるんですが、その中でもマインドフルネスを表すキーワードで
=今ここ=
っていうのがあるんですよ♪
=今ここ=って何?って話なんですが、=今ここ=に意識を集中することにより、心を落ち着かせる技の名前をマインドフルネスっていうんです。
あなたも思い返していただきたいんですが、
人間は悩んだり、憂いたり、心配したりする時、その対象は必ず過去か未来なんですよね。
例えば、今仕事がお休みで海を眺めているとして・・・
気持ちがいいな、とか感じながら、現在
「あの時こうすればよかったよな」過去
とか
「この休みが終わったらまた仕事だな」未来
という思いが浮かぶんですよね。
そのうち、
過去と未来の憂いや、悩みにとらわれて休日が全然面白くないものになっちゃうんですよ。
その時に脳で何が起こっているかご存知ですか???
脳の酸素とか栄養分がその過去や未来のどうしようもない憂いや不安を増強するために使われるんです。
で、使われば使われるほど、筋肉のようにその心配性を強めていくんです。
これは脳の可塑性と呼ばれていて、
平たく言うと
=脳は変わるよ 良くも悪くもね=
っていうことです。
このように過去や未来にとらわれてしまいがちな人に対して行うのが、
「今ここ」を意識するというマインドフルネスなんですよ(^^)/
①マインドフルネスをする(今、ここに意識を集中する)
⇩
②余計なこと(ほっておいたら大体ネガティブ)に没頭できなくなる
⇩
③余計なことを考えることに使っていたエネルギーがいい場所に行く
⇩
④いい場所が活性化する
⇩
⑤脳の構造自体がよりよく変わる
どうしてマインドフルネスをして、「今ここ」を意識したらこんなことが起こるのか・・・
実は、
人間の脳は二つのこと(対立する感情)を同時に考える、持つことができない
という特質があるんです。
嬉しい感情と腹が立つ感情を同時に感じることができますか?
一つのこと、そしてその感情に付随したものしか感じることができないのですね。
その特質を使うわけです。
そうすることで、脳のエネルギー、酸素をより良い場所に持っていくことができるんですね。
マインドフルネス瞑想で、エネルギーを送ることができる部分とは?
ここで良い場所の例を紹介。
実験の結果、人間の大脳辺縁系という場所の中にある
海馬(記憶を司る)と扁桃体(感情を司る)
という部分によりよい変化が起こることが分かっています。
海馬は記憶を入れておく箱みたいものです。
実験では、被験者にマインドフルネス瞑想を朝晩取り組んでもらい、8週間行った結果、
海馬が5パーセント大きくなっていたんですよ。
これはすごいことですよね。記憶の箱が大きくなるということは単純に記憶力が良くなるということ。
だから、マインドフルネスは認知症対策にも、子どもの学力向上にも有効だという検証結果になるんですよ♪
参考記事⇨マインドフルネスで算数の成績がアップ!!
また、扁桃体という器官は感情を司る器官です。
人間が感情的になるとピーナッツくらいの大きさの扁桃体が大きくなるんですよね・・・それがマインドフルネス瞑想を続けていくと扁桃体自体が小さくなることもわかっているんです。
つまり、感情的になりにくくなるってこと。
何も考えず、(つまり特殊な知識が必要ではなく)マインドフルネスを行うだけでもこれだけの変化があります。
今の時代、脳の変化が直接分かるので、より理解がすすみますよね♪
マインドフルネスを行うと成績がよくなり、自分を律することができるようなる、という効果が言われていますが、このように科学的にも立証されているのです。
いつも勝手に思いついてしまう過去と未来の憂いや悩みを、今ここに集中することで(マインドフルネス瞑想)、過去や未来に使ってしまっていたエネルギーを最善の場所に送ることができるのです!
関連記事⇨マインドフルネス一般的効果