あなたの口癖は何でしょうか？

口癖を見れば、その人が分かり、その人の過去、現在、未来の生きざまが分かる

と言われています。

科学的にもその仕組みが解明されてきていますし、何より小学校教員時代、そして現在のマインドフルネスの教室で出会う人たちにも面白いようにあてはまります。

口癖のマインドフルネス的解釈

マインドフルネスや瞑想の話をしていくと、

脳科学や心理学の内容は避けては通れないものになってきます。

その時に、

＝口癖＝

の話題が出てくるんですよね・・・

まあ、簡単に言うと

＝あなたの口癖があなたを形作っているよ＝

ってやつです。

幸せ系の口癖が多い人はその通りになるし、

悲惨系の口癖が多い人はその通りになる

というもの。

なんとなくあなたも、そしてあなたの周りも、

この法則に当てはまっているんじゃないでしょうか・・・。

で、確かに口癖通りに人って形作られていくんですね。

これは、科学的に言えば

＝脳は人称、否定形を区別できない＝

ということから説明できます。

例えば、今意味もなく

「ゴキブリ」

と１００回ほど言ってみてください。

意味ないのにちょっと気分が悪くなってきますでしょ？

というか

「ゴキブリ」

という文字を見ただけで気持ちが悪くなる人もいると思います。

このことが、あなたのいつも使う口癖に良くも悪くも作用しているんです。

人の悪口や噂話が好きな人は、その時はスッキリとした気分になるかもしれませんが、その後は絶対に自分にダメージが来ます。

＝脳は人称が区別できない＝

からです。

これは、人の悪口を言っている人から、ストレスホルモンのコルチゾールが多く検出されていることから見ても明らかです。

マインドフルな状態にないとき、人は他人の悪口及び、悪いイメージを持ちやすくなります。

これは、マインドフルネス的な観点から言えば、

＝思い切り自分を傷つけている＝

ということに他ならないんですね。

マインドフルネス瞑想中に、あえて口癖を変える

じゃあ、どうすればよいのか・・・

マインドフルネス状態、まあ瞑想状態と言ってもよろしいですが、

その時にあえて口癖を変えてみるんですよね(^^)/口癖ですのでその時の状況がどうだろうが、言うことを変えるだけですので♪

意図的にその状態を作るのが難しいのであれば、夜寝る前や朝起きた瞬間でもいいですよ♪

その時、脳は思い切り情報を受け入れようとしているんですよ。

分かりやすく言えば、思いこみがいつもより激しくなっているんですね・・・

例えれば、自分の脳だけ５歳児くらいの脳になっているんです。

５歳くらいって、別に周りのことを疑わずに、全てをありのままに受け入れていきますよね？

そんな感じになっているんです。

その時に、良いイメージを流していって云々・・・

というのは、一流アスリートがやっている方法でありますが、それは一般の方にはなかなか難しいですよね。

そこで口癖の登場なんですよ(^_^;)

口癖、口で言うことは、完璧にコントロールできます。

どれだけ心の中で思ったこと、出てきたことが自分の意図していないことであれ、言葉になればその真逆、つまり意図的に言葉として発することができます。

こんな簡単なことをすることで、

今日の説明でいえば、

＝脳が騙される＝

んですよね(^_^;)

脳が騙されるってどういうか分かりますか？

先のゴキブリの例でもあるように、本当に気分がすぐれなくなってきますよね？

つまり、良くも悪くもその状態に促すホルモンなどが分泌するんですよ。

そのあなたの口癖によってね・・・

こんな作用が働くのに、なぜか多くの日本人は口でいうんですよ。

自分のネガティブな気持ちを・・・

さらに拍車をかけるかの如く・・・・

マインドフルネスでも瞑想でも何でもいいよ　口癖変えたら人生変わるから

上ではマインドフルネス状態、また瞑想中に口癖変えたらいい感じに脳に伝わるよって話でしたが、

難しいことしなくても、

とりあえず口癖変えたら人生変わりますよ

って話なんですよね(^_^;)

口で言うことが自分の身体に作用することは理解できましたよね？

あなたの何気なく使っているその言葉が思いきり心と体に作用しているんですよ？？

周りの幸せそうな人を思い浮かべてください。

必ず幸せな口癖つかっていますから。

不幸そうな人も同様なんですよ。

すごい仕組みだな～ではなく、すでに全員がこの仕組みを知ってか知らずか使っているのです。だったら、よりよい方に使ったほうが楽しいし、何より自分のためになりますよね(^_^;)

マインドフルネス瞑想関連からの口癖話。これ、結構重要なポイントですよ～～～！

不平不満を言いながら花に水をやると・・・

有名な実験ですので、ご存じの方も多いかと思いますが、

二つの植木鉢（A,B)を用意して、花を植えます。

Aの方には「きれいに育ってね」と言いながら水をあげ

Bの方には「枯れてしまえ～～」と言いながら水をあげます。

するとどうなるか・・・

Aは見事に育ち、Bはどんどん枯れてしまうんです(・・;)

なんでこんなことが起こるんでしょうね？

水の結晶を見てみると、

罵倒された水は結晶が崩れてしまっているんですね(^_^;)

もしかしたらそんなことも影響しているかもしれません。

同じことを声に出さずに＝思い＝でやってみたら・・・

で、まったく同じ実験を行いますが、違いは一つ。

言葉を出すのではなく、

＝思う、念じる＝

ということです。

で、実際にやってみると・・・

上の結果と同じになるんです！

やっぱり、

「育って～」と思って眺めていた方は、育ち、

「枯れろ～」と思って眺めていた方は枯れていったんですよ(・・;)

嬉しいことに？残念ながら？？このことは人間にも当てはまります

この事実から以下のことが考えられます・・・

言葉、思いは物質に伝わる

そして・・・

この事実が同じ生き物である動物、そして人間にも当てはまるということです。

犬などのペットを飼っているかたは、経験があるかもしれません。

自分、また家族たちの機嫌を読み取っているかのような行動をとることはありませんか？

人間どうしのこと。
家族、友人が全く話さなくても、そして表情を見ないとしても、彼らの心境をなんとなく読み取れるということはありませんか？？

赤ちゃんをあやす時、内心怒りながらあやすと、泣き止むどころかもっとひどいことになりませんか？？？

このほとんどの誰もが経験したことのある状態を、植物にも試しただけなのです。

ピグマリオン効果

教員時代、このお話を懇談会などで紹介していました(^^)

「お子さんもこの実験のお花・種子と同様、

〜親、教師、その他接する大人たち〜
の思い、気持ちを感じとり、

そしてまさにそのように育っていくのですよ」

と。

学校現場で、

例えば、同じような能力、脳力を持つ子どもがいたとして

教師が［この子はできる！］
と思いながら接した子とそうでない子の伸び率を調べた時、明らかに前者の方が優勢であったという実験結果もたくさんでています。（ピグマリオン効果）

人の気持ち。目には見えないけれども、明らかにその存在はある、相手に伝わるということになりますね。

現に小学校教員時代でも、子どもたちがほんの数ヶ月で良くも悪くも激変した様を、幾度となく目撃しております・・・

目に見えないことだって、あるんだよ

人間は目に見えないものを信用しにくいです。でもそんなことは世の中にたくさんあります(^^)

携帯電話の電波、見えますか？

超音波、見えますか？？

紫外線、見えますか？？？

見えないけども、確実に存在している。周りに影響を与えている。

そしてそれは、今では量子力学という学問からもその存在を証明をすることは可能だそうです(^^)

さて、一人ひとりが日々意識的、無意識的に思考していることが、周り、はたまた自分に多大なる影響を与えていると再認識できた今、どのような思考を選択していけばよいのでしょうか(^^)

答えは、言わずもがなですよね。

そしてその思考を形成するのは、日々あなたが発している言葉。即ち口癖。

この口癖を意識するだけでマインドフルネスの効果が飛躍的に上がりますよ♪