成功している人は、人知れず努力をしている。
これ、間違いありません。でも、肝心なことは
=やっている本人がそこまで努力だと(つまり苦しいとは)思っていない=
ということです。
運動苦手で運動会のリレーでもドタドタ
私のstadio&スクールにきているD助君の例です。
小さいときから運動が苦手で、自分に自信が持てなくて、いつもお母さんのあとばかりついていっていた男の子です。
ある時二人で、こんな話をしました。
私「なあ、足速くなりたいと思わんの?」
D助「思います」
私「なんでもっと訓練(走り回る遊び等)しないの?」
D助「運動神経が悪いから」
こんなやり取りをしてました。
小学校の先生をしていた時も本当によくいましたよ。このようなタイプが・・・(^_^;)
で、毎年の運動会でも全然活躍できなくて、運動会が大嫌いだったそうです・・・。
大丈夫 関係ないから やってみ
で、運動神経が悪い根拠が
=両親ともに運動音痴だから=
と言うんですね。もお、このセリフも何十回と聞いてきましたよ笑
両親が運動神経悪いから、逆上がりできないんです
というのは小学生あるあるの一つの名セリフかもですね♪
で、
なぜそう思ってしまっているのか。そして、そのことによってどのような弊害が起きるのか。いかに自分がもったいないことをしているのか、ということを理論立てて説明しました。
(マインドフルネスの理論、瞑想を実際に使って)
それから、彼は毎朝走る練習をしはじめたんですよ。
私が言ったのは、
「大丈夫。お父さんとお母さんが運動神経良かろうが悪かろうが関係ないから。速くなりたいんやったらやってみ」
あれよあれよと速くなり、一番走者に選出 それで・・・
で、しばらく練習していたら、
小学校のクラスの中でも足が速い方になってきていたようで、
なんと運動会のリレーでは一番(小学校のリレーではアンカーと同等に花形の順番)に指名されちゃいました(笑)
D助君がオロオロしていたのは言うまでもありませんね。
だって、前年の運動会まで、リレーなんて逃げ出したいくらいだった人が、いきなり一番走者になりなさい、となったのですから(^_^;)
そしたら、
さらに燃えてくるんですよね!
D助君らしくないんですよね(^_^;)
去年の運動会では何も思わなかったのに・・・
(D助君らしくないのがポイント♪ここでも思い切りマインドフルネス瞑想を使っている)
学年で一番速いと言われている人をリレーで倒すのだとか・・・
やる気はこうやって引き出すんです
で、運動会が近づいてきていた時期に、
D助「先生、もっと速く走れる方法を教えてください」
これを言われたと時に思いましたよ。
あ、完全に入ったなって(やる気スイッチが)・・・
やる気のない子ども、(大人もそうですよ)に
正論かましてもまったく意味ないんですよ。
足が遅いから練習しなければならないなんて
言われなくても分かっているんです!
そんなことをやいのやいの言われても聞くわけがない(^_^;)
その後練習を積み重ね・・・
ちなみに彼は、運動会当日も早朝練習でスタートダッシュの練習をしていましたよ。
で、結果は我々から見たら上々じゃない、と思うんですが、
本人からしたら、まだまだ力を発揮しきれていないとのこと。
引き続き勝手に走りまくって練習して、今やいつの間にか学年でもトップを争うまでになっているようですよ(^_^;)
ちゃんと努力したもの(しつこいですが、本人が別に努力だと思っていない)が、勝つ仕組みになっているんですよ・・・。公平な世の中です♪
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