[マジっ!?] これでわかる!!マインドフルネス

マインドフルネスを教育現場で 基礎と実践

 

私は小学校の先生をしておりました。

体育の時間などで逆上がりをクラス全員にできるまでしつこく指導していましたが笑

その理由をマインドフルネス的、脳科学的にみてみましょう♪




マインドフルネスを教育現場の基礎においてみた

小学校の教員時代、マインドフルネスの考えや手法を基礎に置いて、教育に携わっていました。その効果は驚くほど高く、子どもたちの成長に多くを寄与することとなりました。

ここでは、その実践の、特に運動、特に逆上がりについて紹介していきたいと思います。

逆上がりができないという精神的事実

そもそも・・・。

逆上がりができた

という肉体的事実ではなく

逆上がりができない

という精神的事実が問題なのです。

 

あなたの境遇によって”逆上がり”の部分を”自分に当てはまるもの”に変えて考えてみてください(^_^;)

 

子どもたちの心理はおおむね以下の通りです。

 

①逆上がりができない、という事実を脳が認識

②努力しても、逆上がりはできない

③努力しても逆上がりができないから、他のことも努力してもできないと思いだす
(重要ポイントA)

④他のことも努力してもできない、という理由、根拠を捜しだす(無意識が)
(重要ポイントB)

⑤行動することを止め、言い訳ばかりの人生を送る

 

 

上の流れを見ると、①、②は理解できますよね。
まあ、できないこともあるよね、と。

私は逆上がりに向いてないんだな、と。

 

ここで終われば、別に何の問題もありません。

 

 

しかし

 

やっかいなのは③と④。

 

 

=これらの考えに脳が勝手に(無意識的に)誘導してしまう=

からです。

 

だから!!!!!!

 

逆上がりができない子の言い訳ベスト1位

 

=両親が逆上がりができないから、自分もできるわけがない=

という謎の結論に至るんですね笑

 

関係ないですよね!?

そこで私が、

「君と一緒で両親がどちらもできないのに、逆上がりができている人がいる」

ということを提示すると、

=あの子は特別だ=

とか言いだすんですよ笑

 

大人の社会でも似てませんか!?

あいつは特別?脳のすり替えが行われているだけだよ

逆上がりができない子どもはそのできない理由を無意識に探します。

仕事ができない大人はその出来ない理由を無意識に探します。

そして・・・

自分が集めてきた、できない根拠と同じ状況の人が出てきたときは、

あいつは違う

と言いだすんです。

情けないですよね~~~~~笑

 

でも、これ、脳の仕組みなんですよ♪

 

一つの何かをできないだけで、

=他のこともできないに違いない=と思いだし、

結局言い訳ばかりの人生を送る

 

教員時代を振り返っても、

多くの子どもたちがこのループにはまっていました。

そして、大人もね(^_^;)

 

 

このループのせいで

自己実現はおろか、ストレスを抱え我慢の毎日を送るだけになってしまう!!!

 

あなたの

=できない、そんなの無理だ、=

と思っていること。

それ、明確な根拠ありますか???

マインドフルネス瞑想で見渡してみましょう。

きっと自分が勝手に作り出している幻想だということに気づきますよ。

 

マインドフルネス的解釈と実践

見てきているように子どもにとって

=逆上がりができない=ということがトラウマになって、

運動全般が嫌いだ、とかいうループに陥る子がいますが、

これ、お家の人に責任があるかもなんですよ(^_^;)

 

 

 

できない子どもになんて声かけします?

 

教員時代、下のような話を保護者の方になんども聞きました(;^ω^)


子どもたちとの対話例

例、子どもが運動が苦手で、体育の競技がうまくできていない場合

私「もう少ししたらできると思うんで、家でもできそうなら練習しておいてください。本人は多分もうコツを掴んでできそうだと感じてるはずなんで〜」

 

親「そうですか。でもなにぶん私も学生時代、結局逆上がりができなかったんで、うちの子どもも運動神経悪いのが遺伝していると思います。ご迷惑かけて申し訳ありません」

このやりとり[10年という短い教員生活の中でも50回はあったかも(^_^;)]

をするたびに

???

と思っていました。[保護者のみなさん、申し訳ありません笑]

 

あなたが出来ないから子どもも出来ない?勝手に決めないで!(子どもの心の声)

 

この例で言えば

 

自分が逆上がりができないことと、子どもが運動神経が良くないことの因果関係を結んでいます。

 

だとすれば

 

自分が[この場合は親]が逆上がりが今でもできるようになったとすれば子どもの運動神経も上がるはずです(^_^;)

 

 

そんなことあるわけないって???

 

あるんですね〜笑笑笑

自分が出来たから、息子もできると急に言い出した母親

教員時代、放課後に子どもたちと逆上がりの練習をしていた時のこと。

 

上のような、自分&子どもは運動神経が良くない

と思っている保護者(お母さん)が子どもの練習の様子を見に来ました。

話の流れで、

 

親「先生、私も逆上がりできますかね???」

となったので

私「できるでしょ♪」

と少し補助をし、教えてみました。

 

すると、あっという間にできるようになりました。[約3分]

その後の保護者の方の言うことにびっくりしました(;^ω^)

親「あんた、お母さんもすぐできたからあんたもできるわ。早くやってしまいなさい」

[え〜〜〜〜Σ(゚д゚lll)ガーンお母さん、前に家庭訪問で言ってたことと、全く違いますや〜〜〜〜〜〜ん!!!!!]私の心の声

 

結果、その日のうちにその子もできるようになりました☆

あれだけ苦労したのに、一瞬で・・・

なぜできたかって?

お母さんもできたから、お母さんが
=あんたもできる=
と確信したからなんですよ笑

お父さん、お母さんの一言が、子どもたちの壁を高く、厚くしているかも

別の例を・・・。

これまた逆上がりの練習。

 

A君(12歳)も、6年生になるまでなんと逆上がりができない、ということ。

 

鉄棒を前に、
私 「とりあえずどんな状態か見たいからやって」
と言うと衝撃の一言が・・・。

A君「12年間、逆上がりどころか、前まわりもできないんですけど」

 

そこから5秒くらい教えて、さらに15秒後
つまり、上の言葉を聞いてからおよそ25秒後。

 

前回りができました♪

 

そこで12歳の少年から名言がでましたよ笑

 

A君「この12年間何だったんだ」

いや〜、12年間の苦悩が25秒、まさに一瞬で。

 

その後、逆上がりも練習し、すぐにできました。

 

鉄棒が苦手だと思いこんでいる事実に、これまでどれだけ足を引っ張られたことでしょう。

 

鉄棒ができない→運動が苦手→自分はダメなやつ

 

といった訳のわからないループにはまっていた彼。

 

その鉄棒が、25秒でできた(^_^;)

本人曰く、
「小さいころから何度も練習したけれどできなかった。お父さん、お母さんも私たちができないからね、って言っていたから・・・」と。

あなたの壁を高くしているのは、挑戦したことのない、出来ない人の根拠のない意見

まわりの人にとっては、できる人にとっては、

それがたかが前まわり、逆上がり、二重跳びと思うけど、

 

本人にしたらとてつもない壁に感じる

こういうことありますよね。

 

さて、ここからが再度考えていただきたいところなのですよ(^_^;)

 

あなたの今目の前にある[と勝手に思いこんでいる]とてつもなく高い壁

 

でも・・・

 

それは、
=もしかしたら意外と簡単なことだったりするのではないでしょうか=

25秒でできないでしょうか

 

今日紹介した、前まわりができなかった状態の少年におそらく全ての人がアドバイスするであろう

「練習すれば」
「やってみれば」
「大丈夫!できる」

 

これらの熱いお言葉

 

自分に当てはめることはできないでしょうか!?

 

上の保護者の例のように、

=自分ができないから他人もできない=
=他人もできないから自分もできない=

という全く根拠のない構図に陥っていませんか???